東日本大震災にて被災された皆様に心からお見舞い申し上げますともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

2009年2月28日土曜日

締め切りました

3月のプレスタートクラス、並びに4月スタートのクラスについては、昨日の15時をもって申込受付を締め切りました。

たくさんのお申込をありがとうございました!皆様にお会いできるのを楽しみにしていますね。

2009年2月27日金曜日

Jean Paul Gaultier

もう、ご覧になりましたか?

モジトルのブログに掲載されていますが、Jean Paul Gaultier が、09年春夏パリ・オートクチュールコレクションを発表。今回のテーマが、カリグラフィーなんだそうです。

美しいドレスもさることながら、ショーの最後の方で、モデルが羽ペンを持ってカリグラフィーのパフォーマンスする所も必見ですよ。

ま、こんな服着て、町は歩けませんが…。

動画を見たい方は、こちらまで。

2009年2月23日月曜日

周藤香織:陶展

 
カリグラフィーと関係のない展覧会のお知らせが続いて申し訳ないです…。
周藤香織 陶展 white and Butterfly dream
会 期:2009年3月18日(水)〜3月22日(日)

時 間:11:00〜18:00(土日は、19:00まで)
会 場:ギャラリートマト    
    和歌山市板屋町3
   
    073-422-7852
期間中は、ご本人がずっと在廊しています。プレゼント用ラッピング等もしっかりいたします…とのことなので、お気軽にお声をかけてあげてくださいね。

橋本和明 展:kanon

 
カリグラフィー関係ではないのですが…。
橋本和明展 −kanon−
会 期:2009年2月19日(木)〜3月1日(日)
    (休廊:2月24日)
時 間:11:00〜18:00(最終日17:00まで)
会 場:Msギャラリー12番丁
    和歌山市12番丁10 本山ビル2F
昨春、みさき公園近くのギャラリー猫亀屋でも同じ−kanon−シリーズの展覧会を開催していました。−kanon−(戒律)というタイトルどおり、厳かな、祈りを捧げたくなるような彫刻作品とデッサンの展覧会です。会場の片隅には、彫刻作品から生まれたシルバーアクセサリーもあります。(もちろん、買えます!)

右往左往しています

作品展の会場探しで右往左往しています。

毎年は無理でしょうから、隔年の開催を目指しているのですが、さて、どこでやりましょうか?

皆さんからいただく出品料などとの兼ね合いもあるので、会場代もできるだけお安いところがあればそれはそれで嬉しいのですが、たくさんの人にお越しいただける場所でないと…とも思うと、なかなか難しいですね。人気のある場所だと、かなり早い時期から予約をしておかなければなりませんし…。

どこか、こんなところで、自分たちの作品展がやれたらいいな…と思うような場所があれば教えてくださいね。

2009年2月21日土曜日

お勧めの本

ティニ・ミウラさんについては、マーブルペーパーを作ろうとした時に知りました。

昨年12月にミニブックづくりのワークショップを開催した時、
先生から表紙にしたい包装紙ななどを各自で用意するように言われ「マーブルペーパーやアクリル絵具で作ったペーストペーパーがあれば表紙に使えますよ」という連絡をいただいていたのです…。

で、無謀にも、このマーブルぺーバーを自分で作ろうとして、図書館であれこれ本を探していた時に、素晴らしい本を見つけました。それが、ティニさんの『
私の製本装幀芸術の世界 』と『美しい本 』。ティニさんは、正しくは、ケルスティン・ティニ・ミウラとおっしゃるようです。 興味のある方は、ぜひ図書館でご覧になってみてくださいね。貴重な大型本なので、一般の閲覧室にはなく閉架書庫にありますが、司書さんにお願いすれば出してきてくれますよ。

ちなみに、マーブルペーパーづくりは、やりましたよ!楽しかったです。

Nobel Diploma

ノーベル賞の賞状が、とても美しいカリグラフィーで書かれていることをご存知ですか?

昨秋、結婚する友人のためにウェルカム・ボードを作成したのですが、その時、額装をお願いした画材屋の社長さんが「こんなん書けるんやったら、賞状とか書いたらカッコエエのとちゃうの?」とおっしゃっていたので、あれこれサイトで探していたら…。

見つけました!

見開きで見た時に、左側が画家による絵、右側がカリグラファーによる書で、もちろん出来上がった賞状は、世界に1つしかない1点ものなのです。残念ながら、97年以降のものしか見ることができないのですが、
ほぇ〜っと思いながらも、日本人受賞者だけをピックアップしてみました。
湯川 秀樹(1949 物理学賞)
朝永振一郎1965 物理学賞
川端 康成1968 文学賞
江崎玲於奈1973 物理学賞
佐藤 栄作1974 平和賞
福井 謙一1981 化学賞
利根川 進1987 生理学・医学賞
大江健三郎1994 文学賞
白川 秀樹2000 化学賞
野衣 良治2001 化学賞
小柴 昌俊(2002 物理学賞)
田中 耕一2002 化学賞
小林  誠2008 物理学賞
益川 敏英2008 物理学賞
南部陽一郎2008 物理学賞
下村  脩2008 化学賞
根気のある方は、ノーベル賞のサイトで、ぜひ日本人以外の受賞者のものもご覧になってみてくださいね。

ちなみに、
朝永振一郎1965 物理学賞と、川端 康成1968 文学賞)の賞状に関しては、Tini Miura(ティニ・ミウラ)さんのサイト見ることができます。(works をクリックすれば、ノーベル賞賞状の作成について、詳しく書かれています。)

Museo Diocesano di Padova

どこかの教会で写本の会なんてやってないかしら…なんてことを思っていて、ふと思い出しました。

07年にパドヴァに行った時、カリグラフィーの講座を開催している教会堂を見つけたのです。ジョットのフレスコ画のあるスクロヴェーニ礼拝堂で有名な町パドヴァですが、見どころは他にもたくさんありました。中心街の東側にあるドゥオーモも、そのひとつで、このドゥオーモの裏側にぐるっと回ると、そこに、12 世紀の手書きのラテン語などで記された書物などが保管されているPalazzo Vescovile(司教の館)、Museo Diocesano di Padova(司教博物館)があったのです。中に入ると博物館というより、むしろ宗教関連の図書館といった方がよさような雰囲気でしたが、ここで、corsi(講座)が用意されていたのです。

そして、持って帰ってきたのが、これ。Calligrafia e Miniaturra と書かれたパンプレットです。季節が07年の秋だったので、運良く06-07と、07-08のパンフレットを手に入れることができました。

中を見てみると、このとおり。ほら、カリグラフィーしてる写真も…!

思わす数部持ち帰ってきてしまい、いつもお世話になっているカリグラフィーの先生にも差し上げました。

先生は、Monica Dengo の講師名を見つけると「この人、知ってるわ」とおっしゃっていました。さすがですね!

Salve Regina

クラスのKちゃんからのフランス旅行のおみやげのポストカードは、もう一枚ありました。

これも、同じベロック修道院内で制作された『Salve Regina(幸いなるかな女王)』の楽譜。聖母マリア様への讃歌ですね。

これは、合唱隊をふたつに分けて交互に歌うアンティフォナという形式で歌われる聖歌で、
聖務日課の終歌で歌われる4つの聖母マリア様のためのアンティフォナのうちの1つ。4つのうち、必ず1つを歌うことになっている、とても大切な聖歌の1つなのです。

飾り文字になっているのは、見たまんまの「S」。Salve Regina, mater misericordie, Vita, dulcedo, et spes nostra, Salve.(幸いなるかな女王、憐れみの母、私たちの生命と、甘美さと、希望よ。と、またもやラテン語が続きます。

それにしても、このギルディング部分が美しいですね…。

近所のお寺では、毎日曜日の朝に写経の会をやっているのですが、どこかの教会で写本の会なんて、やってないでしょうか。

…って、やってたら、どうなんですか?行くんですか?まさか…。

2009年2月20日金曜日

Credo

ポストカード続きの小話をひとつ…。

これは、クラスのKちゃんからのフランス旅行のおみやげのポストカード。
裏には、Credo Abbaye de Belloc ©Editions Ezkila, Abbaye de Belloc, 64240 URT-FRANCE という表記があります。 直訳すれば、フランスのウルト村にあるベロック修道院内で制作されたミサ曲『Credo(信仰告白)』の楽譜…ということでしょうか。

フランス南西部、スペインとの国境近いバスク地方にあるウルト村のベロック修道院…といえば、その名も『Abbaye de Belloc』というチーズがあります。 厳しい戒律で知られるベネディクト派の神父様たちによって開かれたベロック修道院での生活は、早朝2時頃に起き、夜8時頃寝るまでの間、毎日4-5時間の祈り、6-7時間の労働、そして2時間の読書と写本というものだったそうです。基本的に、自給自足の生活だったようですから、チーズを作ることも当然だったのかもしれません。

ここには、3人の修道士が描かれていますが、彼らも、チーズを作っていたのでしょうね。ちなみに、これは、Credoの「C」。Credo in unum Deum, Patrem omnipotentem, factorem caeli et terae, visibilium omnium et invisibilium.(我は信ず、唯一の神、全能の父、天と地、見ゆる物、見えざる物全ての造り主を。)ラテン語だそうです。

ARTS & CRAFTS

現在、東京都美術館で開催中の『生活と芸術ーアーツ&クラフツ展〜ウィリアム・モリスから民芸まで』を関西でご覧になった方、いらっしゃいますか?

実は、昨年の9月13日から11月9日まで、京都国立近代美術館で開催してたのですよ…。


これは、その時にミュージアムショップで買ったポストカードの一枚。1894年2月17日に発行されたウィリアム・モリスの著書『輝く平原の物語』。挿し絵は、ウォルター・クレインです。


カリグラフィーの展覧会というのは、なかなかないんですよねぇ。お教室の生徒さんたちの作品展というのは、あるのですが…。

この時も、メインは、あくまでもモリスたちが作り出した家具や壁紙、あるいは当時のウィーンの前衛的な家具やグラフィックと、日本において「用の美」を見いだした民芸の展覧会。でも、その中に混ざって、こんなものも展示されてたんですよ。ほとんど注目されてなかったようですが…。

ちなみに、『輝く平原の物語』では、モリスが作り出したトロイ活字と、その小型版のチョーサー活字が使われています。いずれもゴシック体です。

2009年2月18日水曜日

バレンタイン・バージョンのミニブック

昨年末のワークショップで習得したミニブックのバレンタイン・バージョンを作りました。

バレンタイン→ハート→赤・ピンク…にしてしまうと、ベタベタに甘いイメージになりがちなので、あえてブルー×白のグラデーションで作ってみました。

ミニブックの作成は、場所も取らず、ちょっとした空き時間を利用して、昨日は、表紙づくり、今日は本紙作り、絵は明日書いて、文字を書くのは…と、少しずつ作っていける利点があります。また、なんといっても、手間は同じくらいなのに、普通のカードより手の込んだ繊細な出来上がりに見えるらしく、プレゼントした相手の感激度が違います!

それに、カードは、プレゼントに添えることが多いですが、ミニブックは、プレゼントそのものにもなりますし…!

三寒四温

春一番が吹き、ぽかぽか陽気のバレンタインデーだったのに、またまた冬へ逆戻りですね。

数人の方から「体調が、今ひとつで…」というメールをいただいていますが、皆様、いかがですか。

2月も、残すところ後10日。いよいよ3月からはプレスタートクラスが始まります!皆様にお会いできるのを楽しみにしていますね。

2009年2月5日木曜日

ハートに響くコトバたち 展

神戸・カリグラフィー・フォーラムからのお知らせです。

第5回展覧会 「ハートに響くコトバたち」
会 期:2009年4月7日(火)〜12日(日)
    11:00〜19:00(最終日17:00まで)
会 場:会 場:ギャラリーミウラ
    神戸市中央区中山手通1丁目8-19 三浦ビル1階
    078-322-0668

なお、初日の17時30分からは、オープニングパーティーを予定しているそうです。

展覧会の詳細は、神戸・カリグラフィー・フォーラムまで。

2009年2月1日日曜日

悪戦苦闘しています

皆様にとって少しでも楽しいブログになればと思い、慣れないパソコンを相手に、あれこれ悪戦苦闘しています。

ここ数日の成果は、時計とアクセスカウンター…。これだけ設定するのに、いったいどれだけの時間がかかったことか。

でも、可愛い黒ねこちゃんに「遅れるで。」と言われれば「あ、行かなきゃ!」って思うでしょ?

え、どこに…って、もちろんカリグラフィーのクラスにですよ〜。時間厳守ですよ。